野球問わず、スポーツなど被写体がよく動くものを撮るときに気にした方がいい項目の一つにシャッタースピードがあります。
なんかすごいぶれてる……って写真たまにあるんですよね。そういう時は大体シャッタースピードのせいです。
簡単撮影モードで撮影しているとたまにあるんですよね。自分で設定できないので…。
そこで、カメラの設定は自分でどうにかしたい!という方向けにお話します。
シャッタースピードとは?
そのままですが、シャッターを切るスピードです。
最近出たNikonのD780、最大900秒らしいですね。
15分って一体それで何撮るん?って思ったんですけど星ですね。星の軌道が見えるような写真が撮れるわけです。
こんな感じの。
めっちゃロマンが溢れてる。
後は軌道もそうですが、夜って暗いですよね当たり前ですが。なので、光をたくさん取り込まないと真っ暗な写真になります。
この写真が綺麗に星を撮れているのは、シャッタースピードを遅くして光を沢山取り込んでいるからなんですよね。
まあ、星空はこの辺で。
実際野球を撮るってなった時にもシャッタースピードはかなり重要になってきます。被写体が動くから!
なので被写体をブらさない為にも早いシャッタースピードが必要になります。
シャッタースピードの比較
最初は私も簡単撮影モードで撮っていたんですけど、
カメラの設定をマニュアルで撮ってみよう!
と意気込んでとりあえず最大値で撮ってみた結果(なぜ調べずにそんなことをした)
何も見えない。
こんな真っ暗な写真になりました。本来ならばジェラトーニさんがそこにいるはずなんですが…。
さあ、なぜか。
パシャ!
って撮ったらそれなりの明るさですが
パ………シャ…
って撮ったらシャッターが開いてる時間が長いので光を沢山取り込めるんです。
とりあえず最大値にして撮ってみるか!と、1/8000秒で撮った結果、シャッターは1/8000秒しか開いてないので、すこーーーしの光しか取り込んでくれないんです。
そりゃ真っ暗になるわ。
動きものじゃなければシャッタースピードは1/250~1/60秒あたりが妥当です。
野球撮るのに最適なシャッタースピードは?
Twitterとかで検索かけてると1/800あれば撮れるって見たんですけど、個人的には1/1000以上は欲しいです。
ナイターってそもそも暗いですよね。昼間撮影するよりも撮影環境は当たり前に悪いです。光がないので。太陽の力ってほんとすごいんです。
そこで昼間と同じシャッタースピードで撮ると、ただでさえ暗いのに取り込む光が昼間よりもないので更に暗くなります。
なので、ナイターとか暗い場所での撮影はシャッタースピードを遅くして光を沢山取り入れなきゃ綺麗に撮れません。
ほんと難しい。
暗いところで動く被写体を綺麗にブレずに撮るんですよ、無謀だ。
こういう時にあれば助かるのがF値が小さいレンズです。通称明るいレンズ。
絞りのことです。カメラに絞り優先モードとかあると思いますがそれのことです。
このF値は装着しているレンズに左右されます。
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
スポーツ撮り御用達なレンズですね。これの絞り値は最小絞り値はF4.5です。焦点距離100mmの時にF4.5、400mmの時にF5.6まで小さくできるよ、という意味です。
参考までに、私が持ってるレンズはSONYの100-400ですが
F4.5で撮った時
F8で撮った時
こんな感じで明るさが変わります。シャッタースピード(1/1000)も焦点距離(100mm)も同じです。結構変わります。
Canon EF400mm F2.8L IS III USM
通称ヨンニッパ(400mm単焦点のF2.8まで小さくできるという意味でヨンニッパと呼ばれてます。サンニッパとかもある)
このレンズなら絞り2.8で400mmの距離を撮影できちゃうんです。光を沢山取り込めちゃうんです。明るい写真が撮れちゃうんです。
しかし、重いそして高い。なんとびっくり
100万越え!
高すぎ。
たまに使ってる人見るけど富豪か何かですかね。10年ローンとか組んでるんでしょうか。
そんなわけで、そんなレンズをつけることも富豪でない限りは無理なのでシャッタースピードを遅くして光を多く取り込まなきゃならないのです。
ナイターの時のシャッタースピード
ブレた写真ってほんとカメラ下手なの??感があるからあまり撮りたくないので私はナイターの時もあまりシャッタースピード下げません。
1/1000で撮ってます。多少暗くてもバシッと撮りたい派です。
簡単撮影モードで撮ってるとナイターの時がなかなかブレますね。簡単に撮影は難しいってことだ!
スポーツ撮りにおけるシャッタースピードのまとめ
おすすめは1000以上!1000以下はブレます。
ほとんどのカメラにはシャッタースピード優先モードっていうモードがあると思うので、それで試してみるのがわかりやすいかなと思います。